比較:変更をマージすることなく、2つのモデルの比較のみを行う場合。このモードは、誤ってモデルを変更しないようにSimDiffのマージボタンをディスエーブルにします。
マージ:このモードでは、1つのモデルから他のモデルへ変更をマージすることができます。
選択されたモードによっては、SimDiffが使用するモデルの種類が最高4つあります:
左モデル:自分が変更したモデルまたはローカルコピー。
右モデル:他のユーザーが変更したモデルまたはリポジトリー内のコピー。
ベースモデル:左と右モデルの最新の共通先祖。これは、オプショナルとなっており、3点間比較やマージのみに使用されます。
出力モデル:「マージ」モードにおいて、4つ目のオプショナル出力モデルを指定することができます。指定しない場合には、マージ結果が左モデルに保存されます。
モードの選択とモデルの指定終了後、スタート ボタンをクリックします。
3点間比較は、モデルがどの様に異なるかのみだけでなく、どの様に変更されたかを出力するため、2点間比較より正確な手段となっています。その結果、3点間マージは、2点間マージより正確なものとなります。唯一の違いは、3点間比較は、共通の祖先を使用するというです。簡単な例を見てみましょう。
上記モデルが2人のユーザーにより下記モデルに変更されたとします。
モデルの2点間比較は、2つの要素が同じ場合と異なる場合のみを出力します。原型モデルを検討することなく、モデル1にDが追加されたのか、モデル2からDが削除されたのかを確認することはできません。SimDiffの2点間比較のアプローチは、常に右モデルが変更されたものとして想定します。そのため、上記例においては、Dが削除されたものとして報告されます。マージの段階において、Dが削除されるべきかまたはマージされたモデルに保存されるべきかは、ユーザーにより決定されます。全2点間マージツールにおいて、マージ後のモデルは、マージ中にユーザーにより決定されることにご注意下さい。
対照的に、3点間比較は、比較される2つのモデルと原型モデル(共通の祖先)を検討し、どの様にモデルが変更されたかを出力します。
上記情報により、下記のマージされたモデルの作成が容易となります。